2017年3月15日水曜日

イソヒヨドリの男の子


さて、イソヒヨドリの男の子です。


青いですね~。

雄と雌が見分けが容易な鳥ですが、幼鳥の時は雄雌どちらもグレー一色なので、幼鳥なのか雌なのか、また、幼鳥時期の雄雌の区別はとても難しいのです。


そしてこの青い色。
実は青い羽ではないのです。

一般的に真っ赤に見える鳥は、本当に赤い羽根を持っていて、食べ物の影響で羽の色が赤くなったり(これをカロテノイドと言います)、メラニンを吸収することによって、羽の色を、赤や黄色、黒色にし、丈夫な羽を作っています。

一方青く見える鳥は、羽の微細な構造に短波長の青色光が優先的に反射(散乱)するため、私たちの目には青色に見える「現象」なのです。空が青く見えるのと同じ現象ですね。

鳥の雄に派手な色のものが多いのは、雌にアピールする為なのはご存知かと思いますが、例えばマガモの雄の頭部が鮮やかな緑色なのも光の干渉の為だったりするので、自然と生体の関係って面白いですね。

マガモの雄(逆光で頭部が見えずらくてごめんなさい。撮影は大濠公園(福岡)にて。)


男の子のはやっぱり凛々しい目をしていてかっこいい。



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