週一のOFF日と憲法記念日が重なったことで、今年は初の憲法講演会に参加することが出来ました。
昨年までは那覇市民会館で開催されていたそうなのですが、市民会館が建直し中の為、今年は男女共同参画センターてぃるるで開催されました。
先ず最初に「宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会」岸本 邦弘氏の講演。
宮古島への自衛隊配備について、それが水の汚染、自然破壊、騒音・・・様々な角度から見てもデメリットしかないことについて、とても分かりやすく、全く納得のお話をしてくださいました。
(配布された資料には、講演内容以外にも、経済効果の限定、自衛隊員と家族の入島によって政治地図が変わること、外国から軍事拠点とみなされることなどが書かれており、本当に勉強になるものでした。)
聡明な方々はご存じだったんだと思いますが、問題が明るみになる前から政府によるシナリオが描かれていて、私も「これは大変だ」等と思っていたことに伏線が張られていたことにも驚きましたが、勉強になったなあ。
常に問題視し、危機感を持って様々な情報を、それが正しい情報なのか、そして常に情報を収集し続けなければならないことを学びました。
1部後半は、琉球大学の学生達による朗読劇
「すべての国が戦争を放棄する日~おきなわから」
演劇部などの生徒さん達では無いのにも関わらず、声も出ていて情熱的だったのは、憲法学者の高良鉄美氏のゼミをとっているくらいの生徒さん達だからなんだろうな。
練習時間のほとんどを台本作りのための聞き取りや意見交換に充てたというから、その内容にも納得。
何故沖縄の空を米軍機が飛ぶのか、
何故沖縄の自然を破壊するのか、
何故(沖縄で生まれ育った)私たちはそれを疑問にも思わなかったのだろうか。
そういった問題を問題とも思わなかったことに気づいた若者の気持ちがよく伝わってきて、そこに気づき始めた後半のシーンにはちょっと涙してしまいました。
この土地は、誰のものだろう。
この森は、この海は、この空は、一体誰のものだろう。
(朗読劇最後の台詞より)
水俣病訴訟を始めとし、様々な公害訴訟を主に戦い続ける弁護士さんです。
この文章はほんとに勇気づけられますね。
これまでの馬奈木氏の戦いについて、その都度の経緯や結果、氏の信念についてのお話聞いて、守るべきは、戦わなければならない理由は、誰かの為ではなく、自分の為、自分の子や孫の為であるという言葉に至極納得。
沖縄の戦いもその根本は同じだと思いました。
学んだこと:上(政府、国)からやれと言われたことでも、納得いかないことは抵抗し続けなければいけない。
岸本氏のお話も、馬奈木氏のお話も、人に対する愛と、何よりもしっかりとした裏付けの元に成り立つお話で目から鱗の発想や情報に感激です。
馬奈木氏の言葉でガーンと来たもの。
「(法治国家に対する考え方として)(憲)法で国家が国民を治めるのではなく、(憲)法は国民が国家を治めるものである。」
憲法をもっと理解し、今、国に起こっていることを知り、歴史を学び、国内外の情報を知り、勝つまで戦い続けなければならないということを学んだ時間でした。
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